2012年4月20日

あなたが必要なんです


『「あなたが必要なんです!」と伝えることが苦手。周りも自分も。気がつくと必要としないようにしようとする。つまんない。』


これは、ある学生団体の仲間が、Twitterでだいぶ前につぶやいたセリフ。自分にとっては、かなり大切にしたい名言のひとつです。

家族、恋人、友人。大切な人を「大切だ」と言えること。自分の人生にとってかけがえのない人を「かけがえがない」と覚悟を決めて言えること。人と自分との関係が深ければ深いほど、その人を失った場合や、その人から拒絶された場合、自分へのダメージは、より大きいものになるでしょう。

だから、そんな深い関係になることを恐れる。避ける。自分はまわりの人を必要としていない、必要としないでも生きていける。それがいいんだと、リスクを避けて生きる。極力、人を必要としない人生を選択することもできるかもしれない。

だけれど、けれども。この言葉が最後に締めくくっているように。そんな人生、つまんないんです。

2012年4月18日

自分が変われば、世界が変わる

自分が変われば、世界が変わる

この言葉は、誰が言ったのか、自分が考えたのか、分からなくなってしまいましたが、自分がとても好きな言葉であり、自分のモットーにしています。

この言葉が意味するところは、2つあります。

1つめは、自分は決して無力ではなく、世界が抱える課題、問題を少しでも改善する、世界の人々に影響を与えるために人生を費やす。そのために自分が変わっていけばいいし、変わることができる。とても前向き、ポジティブな、向上心、野心を含んだ意味合いです。

このような熱い思いは素晴らしいし、決して失いたくない志なのですが、正直なところ、若干の無理があり、ひとりの人生でできるところは限りがあるな、とは思っています。しかし、若いと言える時期を過ぎても、いつまでも、自分は世界に影響を与える、大きな仕事をするんだ、という意気込みを持ち続けたいものです。

もう1つの、この言葉が持つ意味は、「世界を認識しているのは、何者でもない、自分自身である」ということに由来することです。デカルトの言う、我思うゆえに我あり、といったところでしょうか。

同じ事象を、ある人が見ても何も感じなくても、別の人がみたら美しく感じるかもしれません。また、ある人は気づかなくても、他の人は気づける素晴らしさというものがあるかもしれません。

別の言葉に、幸せはいつも自分の心が決める、というものがあり、これと共通するものでしょう。世界と対峙したときに、自分がどう感じるか。どうリアクションするのか。つまらない、悲劇と感じるか、素晴らしさに満ちている、喜劇と感じるか。どちらだと世界を捉えるかは、自分のありようが決める。

どうせ同じ世界を生きるのであれば、素晴らしい世界を生きられるよう、世界を見つめてみようとする姿勢は、人生を豊かにすると、そう信じています。